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バージョン: 1.0.0

はじめに

マイクロサービスアーキテクチャは、スケーラビリティ、可用性、保守性の面でシステムを効率的に運用できるアーキテクチャとなっています。しかし、システムの規模が大きくなるにつれてアーキテクチャは複雑になっていき、構築・運用に多大なコストを要します。また、ファイルによる大量のコンテナやインフラの設定を人手で行うためにミスが発生します。そこで、Newtroidはコンソール画面によってサービスの管理、インフラの設定を行います。これにより、ファイルの記述による設定を大幅に減らし、視覚的にマイクロサービスアーキテクチャを管理できることから、短時間で効率的なマイクロサービスの構築を可能にします。

サービス管理

 サービスはOptXというDockerイメージに設定ファイルを加えたコンテナから構成されています。OptXは画面上から環境変数の設定によってプログラムの動作を変更できるため、分散型のアーキテクチャの構築は同じOptXで環境変数を変更するだけで構築可能であり、AIでは、環境変数によってモデルのパラメータを変更することにより、モデルの比較を簡単に行うことができるようになっています。また、サービスは画面上で起動・停止等を操作できます。各サービスの稼働状況を一覧で確認することができます。

インフラストラクチャ

 Newtroidでは、ネットワーク・サーバーの設定を画面上で行えます。マイクロサービスの構成が可視化されていることから、マイクロサービスの設計・構築を同時に行うことができます。例えば、データベースでは、冗長化や分散のために、十数個のデータベースを組み合わせて構築します。従来の方法では、お互いのホストやネットワーク情報をファイルに記述する必要があるため、十数個のマイクロサービスの構築には長時間の設定が必要でした。一方で、Newtroidでは、画面上で十数個のサービスをOptXで構築し、ネットワーク・サーバーを構築できるので短時間で容易にデータベースシステムの構築・運用することが可能です。

 これらの特徴により、容易にシステムのスケールアウト・バージョンアップが可能であり、マイクロサービスの構築・運用を効率化します。

セキュリティ

 Newtroidは、セキュリティ性も確保しています。ネットワークセキュリティでは、各サービスをグローバルなネットワークに公開するのか、プライベートネットワークのみ公開するのかを設定できるため、LGWANや社内ネットワークでのマイクロサービスの構築が可能です。